コンプラ瓶

こちらで骨董についての投稿を続けていた事で、オランダ人のコレクターさんと繋がる事が出来、ご自身で所有されているこちらのコンプラ版を譲って頂く事になりました。
10月頃にご来店の予定なので、お会いできるのを
楽しみにしています。

「コンプラ」とはポルトガル語の「コンプラドール(comprador)」に由来するもので、「仲買人」という意味があります。

17世紀前半頃、長崎の商人たちは「金富良社(こんぷらしゃ)」という組合をつくって、東インド会社を介し日本製品の輸出を行っていました。

その輸出製品の中に醤油も含まれており、当時醤油の容器として用いられていたものが通称「コンプラ瓶」と呼ばれている瓶です。

これは染付で文字がかかれた徳利形の瓶で、主に波佐見で生産されていました。
 
1枚目は幕末から明治初期に製作されたコンプラ瓶です(1860〜1870)

コンプラ瓶の大きさは高さ20cm程で、口はコルクの栓で密閉されていたようです。瓶の上部には呉須で「JAPANSCHZOYA」とかかれています。「ZOYA」が醤油のことを指しています。

「JAPANSCHZAKI」と書かれているこちらは、お酒を入れていたものだそうです。
瓶の下部に「CPD」とかかれているものもありますが、これは「コンプラドール」の略です。
2枚目のコンプラ瓶は明治後期の1900〜1912年に製作された物です。

京都の和食の名店『和久傳』で17年(京都和久傳7年、紫野和久傳9年、高台寺和久傳1年、室町和久傳在籍無し)お世話になり、昨年6月に二条城近くにオープン致しました。

和食の基本を守りながらランチは懐石料理を、ディナーはお任せ三品の後は単品でご用意致します。

お料理は和食を中心に季節の魚介類の炭焼き、鯖寿司やカレーなどもご用意しております。

日本酒は十四代、新政酒造、田酒、而今、飛露喜、花陽浴、黒龍、風の森、作、王祿、などご用意しております。

店内はアンティークの調度品や古伊万里などの骨董の器、花屋の女将が生ける生花で心安らぐ空間です。又、一枚板のカウンター席には7名様、テーブル席は4名様でご用意しております。

最寄駅は烏丸御池、もしくは二条城前です。